『イソタンシステム』は、屋根の断熱と防水を同時に実現します
- 発泡ウレタン吹き付け外断熱防水工法
古く老朽化した工場・倉庫などの屋根(波形スレート・折板・長尺鉄板など)の上に、簡単な下地処理で施工できます。
屋内の稼働・作業に全く影響なく、短い工期で断熱&防水が実現しました。
作業環境が改善され、光熱費の削減ばかりではなく、CO2排出量も削減されます。
○特徴
- 「建造物の断熱」と「屋根の防水」を同時に実現可能。
- 工場の稼働を停止せず施工可能。
- 下地清掃は簡単で良い。(大きなゴミ、苔などを除去するのみ)
- 下地が脆弱になっていても、耐久性の強い屋根になる。
- アスベストを含有するスレート屋根を外気から遮断し、長期的に保護できる。(ヨーロッパで実績あり)
- 解体する必要がなく下地調整なしで施工可能。
- タンクの断熱が可能。保温効果だけでなく内部結露の防止にも。
- 発泡ウレタンは15~20分で硬化するため、大幅な工期短縮が可能。
○用途の一例
スレート屋根・スチール折半屋根・長尺鉄板屋根・ほとんどの露出防水(シリコン塗料を除く)・タンク・外壁・マンション陸屋根など
○施工方法
- 1.イソタンS40吹付け・・・・・・専用吹付け機で発泡ウレタンを均一に吹付ける
- ↓
- 2.マリシール250塗布・・・・・・発泡材の上にウレタン塗料を塗布する
- ↓
- 3.トップコート塗布・・・・・・・・トップコートを塗布する
○効果およびメリット(非歩行)
- ☆優れた断熱性能(外断熱工法)
- 夏季は屋根から侵入する熱量を大幅にカットし、冬季は建物内の熱の流出を防ぎます
また、外気との温度差による結露の発生も、低減します(熱伝導率=0.022W/m・K) - ☆屋根への低荷重と補強効果
- イソタンシステムの重量は約2.6kg/㎡(標準仕様・厚さ30mm・平面の場合)であり、
屋根材を重ねる場合と比べて、1/3~1/5程度の重さで断熱・防水・補強が可能です
経年劣化などで一部破損(穴があくなど)している屋根は、
補強材等で穴を塞いでから断熱材を被せて施工できるので、同時に補修ができます - ☆雨音の軽減
- 折半屋根などの金属屋根で、雨天時に発生する雨音を軽減する効果が期待できます
- ☆汚れても安心
- 発泡ウレタンによる断熱層の形成で、熱の出入りをシャットアウトします
経年により表面が汚れてきても、断熱層は十分な断熱効果を発揮します
※表面の反射による遮熱効果は低減します - ☆稼働を止めず多様な屋根に施工可能
- 屋根上に発泡ウレタンを吹付ける外断熱工法なので、工場内で稼働する生産ライン等を止めずに施工できます
現場での断熱材形成のため、スレート屋根・折半屋根のほか、様々な形状の屋根に施工できます
※屋根の状態によります - ☆短日数での施工が可能
- 下地処理が短期で完了するため、かぶせ工法や屋根の吹替え工事に比べ、短日数での施工が可能です
※屋根の状態および面積により異なります
※飛散防止の養生が要ります - ☆施工中の低騒音
- 吹付け工法のため、イソタンシステムの施工作業時は、騒音がほとんど発生しません
※足場の組立・解体時、下地処理の清掃時、ボルトカット時等、ごく一部の作業で騒音が発生する場合があります
○イソタンシステムとその他の工法の比較
イソタンシステム | 遮熱塗料 | カバー工法 (屋根板間は空気層) |
内断熱改修 (天井貼りグラスウール) | |
---|---|---|---|---|
①熱通過率の抑制 | ◎ | × | ◎ | ○ |
②輻射加熱の抑制 | △ | ○ | △ | × |
③冷房負荷の削減 (①×②) |
◎ | △ | ◎ | △ |
④暖房負荷の削減 (ほぼ①に依存) |
◎ | × | ◎ | ○ |
⑤下地処理 | 簡単 | ケレン、高圧水洗浄 ホコリまで除去後乾燥 |
簡単 | - |
⑥屋内施工 | 不要 | 不要 | 不要 | 必要 |
⑦工期 (足場含まず) |
短い (500㎡で3日目安) |
重ね塗りに要期間 (最短で7日) |
短い | 屋内状況による |
⑧防水効果 | 保証あり | なし | 保証なし | なし |
⑨建物への負荷 | ほとんどなし (2.6kg/㎡) |
なし | あり (7~14kg/㎡) |
あり (5~8kg/㎡) |
⑩補強効果 | あり | なし | あり (建物への負荷も増大) |
なし |
○イソタンシステムの電力消費量の比較例(試算と実測)
某製薬会社様の薬品保管配送センターにおいて
消費電力を8割以上削減!!→エアコン設置数の半減達成(初期計画40台→実際設置数20台)
電力消費の | 比較 | 1日合計 消費電力 (kWh) |
8月度 使用時間 (h) |
月間合計 消費電力 (kWh) |
使用量 単価 (円) |
使用料金 (円) |
---|---|---|---|---|---|---|
試 算 値 | 断熱なし | 307 | 372 | 114,204 | 12 | 1,370,448 |
断熱施工 | 193 | 372 | 71,796 | 12 | 861,552 | |
↓ | ||||||
実 測 値 | → | 20,470 | 12 | 245,640 |
※8月度 使用時間の試算は、1日12時間×31日=372時間として算出